2014年
2月
10日
月
ネットショッピングで購入したホットカッターです。
刃の部分は刃と言う程の刃ではない、熱でナイロン製などの生地を切るための道具でカッターナイフの様に鋭い刃はないので指など切ることは無い。あえてより切れるように包丁研ぎで怪我しない程度に研ぎました。
ネットで2000円~3000円程で販売されています。
これで十分でしょ。
ホームページのサイトを移行中です。ブログは現在移行先にはまだ準備が出来ていませんのでこのサイトのままですが来月中に全て移行します。移行先ホームページ
2014年
2月
03日
月
ウェビングで支点を取る際に、今では何も考えずに結びはウォーターノットを行っています。他の結びではダメなのか?
先日、質問を受けました。私も学んだ事をそのまま疑問とせずに皆様に伝えていました。すみません。まさに、形だけで覚えてしまい「なぜ?」が無かったのです。
荷重が掛かったり、荷重が抜けたりを繰り返す際に(これを サイクリカルローディング Cyclical loadingと言います)結びの中には解けやすい結びがあります。本結びもその内の一つです。その為に解けにくいウォーターノットを使用しています。
ウォーターノットも本結びも強度は殆ど変わらないそうです。
もし本結びを使用する場合には端末の処理が必要です。ウォーターノットも充分な端末の長さとドレスアップやセットをおろそかにすると解けてしまうので注意が必要です。
形で覚えてしまうと、この様に必ず基本に戻ってしまいます。3日間のテクニカルロープレスキューは基本を中心に行います。基本を理解することでより応用テクニックの理解度が高まります。
2014年
2月
01日
土
写真は、今ではメジャーなエッジガード。
ロープレスキュー 失敗4原因の一つ、エッジでのロープの断裂があります。ロープの負担を小さくするエッジーガードです。
写真は自作品です。
厚めの帆布生地を購入して解れない様に両サイドをミシン縫い。
4角にハトメを取り付けただけです。
写真の生地は4号サイズですが、より厚手の生地となれば3号、2号と小さい数字を選べばよい。
生地は90cm幅 70cm長さでネット1,000円ほど。
このサイズで十分でしょ。
2014年
1月
28日
火
レスキュー3
テクニカルロープレスキュー(TRRーT)講習の日程を追加しました。
スィフトウォーターレスキュー(SRT-1)講習の日程を追加しました。
上記講習会場以外の出張講習も承りますのでご遠慮なく連絡頂ければと思います。
2014年
1月
23日
木
先日、大阪府機動隊より講習依頼がありロープレスキュー講習を行ってきました。
短い時間でしたが、積極的に参加され、また、積極的に質問もされる方もいらっしゃいました。府民、国民、救助を必要とされる方のために、常に前向きにトレーニングに励んでいられます。
今後もこの様なトレーニングには積極的にご協力させて頂きます。
2014年
1月
08日
水
昨年末のワークショップの一コマです。
1本あたり1,000円弱の檜(ひのき)を使用しています。
長さ:2m50cm/2m20cmの2本。
丸太直径:12cm前後
アリゾナボーテックス等の既製品と考え方は一緒なので力の向きを考えれば十分に対応できます。自然物は強度が分からない為に不安要素もありますが経験することで不安要素は消えると思います。
ロープレスキュー失敗4原因の一つに支点の不備があります。
支点の選択や作成の知識や技術が必要になります。選択や作成の知識、技術が無ければ、自分達の作業効率を優先してしまい不安要素があるままに活動しがちになってしまいます。
2013年
12月
14日
土
プルージックの長さ
ブレーキとして使用するプルージックの長さはブレーキマインドレス(アゴ付き)プーリーのサイズに合わせて長さを調節します。出来る限り早くブレーキを掛け、余計な引き戻しを無くす為と、伸び率の低いロープを使用する際に衝撃を与えない様に注意する必要があるためです。
ミシンで端末を縫い合わせた商品もありますが、長さの調整が出来ません。ただし、メインのラインに巻く際に、引っ掛かりが少ない為に巻きやすいメリットがあるのと、熱圧縮チューブが付いている物は下記の写真の様な心配はありません。
プルージックとは関係ありませんが、
10日、大阪府警機動隊の方よりロープレスキュー講習依頼があり行ってきました。人数に制限をかけさせて頂きましたが多くの方が興味を持っており、すべての席が埋まり参加して頂きました。時間にも制限がある為に初回は机上講習のみですが、次回は実技を予定しています。また、そこで多くの方が今後、大阪府民始め、救助を必要とされる方の為にスキルを上げる切欠となれば、切欠となる様に頑張ってきます。
2013年
11月
23日
土
アリゾナボーテックスのヘッド、Aフレームジョイナーが作り出す角度は?
私もAフレームの角度が何度に設定されているのかは知らないのです。
見た目は45度または60度ぐらいの様に見えます、数学的にもハマりそうな数字ですが、実は、何度も繰り返しテストをした結果、安定性と強度のバランスより今の形(角度)に落ち着ているのです。
前回のブログ、今回のブログの出処は、アリゾナボーテックスを製作しているロックエキゾチカ社からの情報です。
2013年
11月
21日
木
知らなかった。思い違いをしていまいた。
これまで、私よりアリゾナボーテックスの講習を受講された方で、
私は間違えた説明をしていました。申し訳ありません。
アリゾナボーテックスの安全使用荷重2.7kN=600ポンドの出処は、
NFPAのGeneral USEと思い込んでいましたが、違いました。
セフティーファクター、10:1ルールを知っている方も少なくないと思いますが、このアリゾナボーテックスは13:1ルールで作られています。さらに安全度を考えて作られているのです。
次回、アリゾナボーテックス Aフレームジョイナーの角度について。
こんな私で宜しければフレーム講習を承ります。
2013年
11月
12日
火
どの様な道具においても特徴があるので、その道具の特徴を知らずに使用すればそのリスクは自分達に跳ね返ってしまう。
今の時代には化学繊維で出来た素材のものがあります。ロープレスキューの講習で伝えるのも、素材による適材適所があるからです。水に浮く、熱に強い、耐久性、柔軟性など状況によってどの様な素材が良いのか。
また構造の違いで摩擦制動を増やしたり、曲げやすくしたり、伸びやすい、伸びにくいが変わります。また、素材と組み合わせることに寄り、状況に応じたロープが出来上がるのです。
何でも良いので、「あるものを使っておけ!」では自分達へのリスクを高めるばかりです。
2013年
10月
31日
木
上記写真は誰もが分かる8の字結び(フィギュアエイトオンアバイト)です。
力が掛かれば、どの部分から破断するのか。
私の講習に受講して頂いた方には、話をしたことがあるかと思いますが、こんな写真での紹介はしていませんでしたので、と言うよりも、たまたま写真が見つかったので紹介しておきます。
下記をご覧下さい。
2013年
10月
12日
土
こうなるか。
シンプルで操作も難しくはない。簡単、迅速となれば言うこと無いでしょう。
が、使用頻度による消耗はいかほどのものか。これまで長く使用したIDもやはり消耗によるブレーキの効きが悪くなることもありますから。
個人的にはIDやMPDの様な挟みこむ器具の使用だけでなく、摩擦を利用して降下するブレーキーバーなどの使用が出来た上での使用が良いかと思います。(挟みこみも摩擦ですが・・・)
MPDやIDがダメでは無く、資機材にはメリット、デメリットを知らずに使用する事の方が怖いと思っています。
費用はかからない、こうなるか。
器具の数は多く必要ですね。システム構築の時間もかかります。ブレーキーバーは慣れるの少し時間が掛かりますね。このシステムだと引き上げから降下への切り替えも慣れないと。(どれもこれも慣れは必要ですが)
一つ、一つの器具が高くはありませんから消耗しても容易に交換できますね。
これも、ありです。
プルージックをウェビングに変えて引き上げから降下への移行をより楽にした方法です。システムの構築により時間は掛かります。ウェビングで作成するとあまり長い時間を置くと緩んでくるので、その注意は必要です。既製品もありますが少し高くついてしまいますね、その分緩みは少ないですが。一度使うと巻きなおすのは手間ですね。
これも、消耗しても交換が容易ですね。
これはどうでしょう。
8mmのロープで単純な倍力システムにしています。システム構築に時間はかかりますね。
一度使ってもロープを巻きなおす手間はウェビングで行うよりも早く行えますね。カラビナに直でなく、プーリーを入れて(アズテックでも良いですが)より素早く巻きなおすと言うのもありですが。そこまでするとMPDまで行かなくとも少し高価なシステムになりますね。
それぞれ、メリット、デメリットもありますしどれが良いと言うのも言えませんが、標準化づくりもあれば、人の命はお金にかえれないと言えども予算の関係もありますので、状況環境に応じて器具を選ぶ必要がありますね。
どのシステムでも、使いこなせば最大の武器になりますよ。
2013年
10月
07日
月
ウェビングは主に支点作成に使われていると思う。
支点作成以外でも多用途に使用できると言うことで、個人的には非常に便利な資機材と思っています。
今回はこのウェビングのカラーについて
ロープレスキュー用品の販売店は日本には数少ないが、ほとんどが
グリーン 1.5m(5フィート)
イエロー 3.6m(12フィート)
ブルー 4.5m(15フィート)
オレンジ 6.0m(20フィート)
レッド 7.5m(25フィート)で販売されています。
ただし、アメリカの組織すべてがこのサイズにしているかと言うと、グリーン、イエロー、ブルーまでは多くがこのカラーも、6.0mがレッドであったり、7.5mをブラックにしている組織もあります。
統一にしていない理由が何か分からないが、使用の多くを支店作成とした場合に木に囲まれた山で使用するのと、岩肌が丸見えの環境、鉄分を含む赤っぽい岩郡での使用など色を識別するために変えているのかとも個人的には思っています。
活動環境によって使用する資機材全てにに違いが出るのだから、個人的には一つの基準に右にならえをする必要は無いと思っています。と言う事で、私はオレンジのウェビングを使用せず、レッドの6.0mを準備しています。
床面がタイル、フローリングなど摩擦抵抗の低い場所では、いち早く安全な場所まで要救助者を移動させる事ができます。
2013年
10月
04日
金
プルージックの巻き方
プルージックはロープが張られていると比較的巻き易いのですが、張られていても、張られていなくても、ロープが縦に流れていても対応できる様に準備しておく必要があります。
ポイントは、最初の1周目です。しっかりと巻きつけ形を作ります。2周目は結びが通る程の遊びを作ります。あまり大きな遊びを作ると、ロープが重なり合いのちにドレスアップ(整え)が必要となるので大きな遊びを作らずに、内側に巻いて行きます。3周巻き付け、たるみが無いように絞り込み、プルージックとロープーをもって滑らないか確認します。
2013年
9月
09日
月
プルージックとは、今更ですので説明は飛ばします。
パート2では、下降器の摩擦について少し説明しました。プルージックもロープに巻きつけ摩擦を利用するものです。
左の写真はAメーカーで新しい物になります。
右の写真はBメーカーで古い物になります。
メーカー表記はどちらも8mmです。
同じ様に、同じ力で親指と人差し指で摘んでいます。
輪の大きさに違いがあります。小さいほどそれだけ締め付けることが出来るので締りが良いことが分かります。
新しい古いと関係なく同じ新しい物でもメーカーによって違いがあります。ロープの柔らかさが全てではありませんが、この輪が大きい程、プルージックとしての働きが悪くなります。
2013年
8月
17日
土
直径1.4cm 長さ4.5cm
コンクリートにドリルで穴開けて、埋め込んでハンマーで叩いて出来上がり。
強度2000kgの支点が出来上がり。
少し大きなサイズの物を使用すれば3000kg。
50本入って1500円ほどでホームセンターで買える。使えるでしょう。
2013年
8月
06日
火
今日は、ロープに重りを取り付け天井に滑車をとりつけました。
重りが100kgとします。
左の絵のように100kgの重りが下に下がらず、上に上がらず中立を保っていれば支点に掛かる力は倍の200kgになります(滑車(摩擦含む)やロープの重みは無視とする)。
右の絵、今度は下に引いてみました。その際、引くスピードが速ければ早いほどに力が加わり天井にかかる負担は大きくなります。
2013年
8月
02日
金
ゲリラ豪雨もあり川関係が続きましたので、ロープに戻します。
災害現場で活動されている方充分にご注意下さい。
さて、説明するまでの無いでしょうが、図は重量200kgの物が天井の支点にぶら下がっているとします。Aは壁がありますが摩擦が無い(完全な宙吊り)とします。Bは斜面になっていて摩擦があり天井にはその分の力が省かれるので200kg以下となりますね。と言うことで、同じ荷重でも斜面と壁面とで支点に掛かる力が変わります。
では次に、天井の支点に下降器を取り付け200kgの重りを降下させました。天井に掛かる負担を0kgに近付けるのであれば下降器を操作しているロープを手離せば、勢いよく落下します。その時、天井に掛かる力は下降器の摩擦が無ければ0kgです(ロープの重みは考えないとします)。
降下させるスピードによって天井に掛かる荷重が変わり、宙吊りで200kg、手放しで0kg。早く降下している時ほど支点には荷重が掛かっていないのです。途中止まればその際は200kg荷重が掛かりますけど。
今日はここまで。
テクニカルロープレスキュー講習(レスキュー3・TRR)
2013年
7月
19日
金
さて、川ばかりのブログになっているので、ロープについても今後は進めて行きます。さて、今回は直接ロープに関わることではありませんが、物理を少し。
エネルギーって言うのは、物体が仕事をする能力と、どこぞのwebサイトに書かれています。位置エネルギーって言うのは物体が重力によって落下し、それが地面などに接触すれば衝撃がおきる。衝撃を受けた物が移動するこれが仕事で、これらがエネルギーと言うことです。なので、質量を持った物体が高い位置に有るほどエネルギーが大きくなると言うことです。
垂直に50cm、1m程の高さから降下するのにロープは使用しないでしょう、高くなればエネルギーが大きくなり、高い位置から飛び降りればそれだけ身体への衝撃が大きくなる、その衝撃を殺すためにロープ、下降器を使用して降下します。
斜面になればこのエネルギーはより小さくなります。そこには摩擦と言うまた違う力が加わるためです。垂直に降下する際にも下降器にロープを通して摩擦の力を利用して降下します