ゲリラ豪雨もあり川関係が続きましたので、ロープに戻します。
災害現場で活動されている方充分にご注意下さい。
さて、説明するまでの無いでしょうが、図は重量200kgの物が天井の支点にぶら下がっているとします。Aは壁がありますが摩擦が無い(完全な宙吊り)とします。Bは斜面になっていて摩擦があり天井にはその分の力が省かれるので200kg以下となりますね。と言うことで、同じ荷重でも斜面と壁面とで支点に掛かる力が変わります。
では次に、天井の支点に下降器を取り付け200kgの重りを降下させました。天井に掛かる負担を0kgに近付けるのであれば下降器を操作しているロープを手離せば、勢いよく落下します。その時、天井に掛かる力は下降器の摩擦が無ければ0kgです(ロープの重みは考えないとします)。
降下させるスピードによって天井に掛かる荷重が変わり、宙吊りで200kg、手放しで0kg。早く降下している時ほど支点には荷重が掛かっていないのです。途中止まればその際は200kg荷重が掛かりますけど。
今日はここまで。
テクニカルロープレスキュー講習(レスキュー3・TRR)
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