ロープレスキュー パート8 メインシステム

こうなるか。

 

シンプルで操作も難しくはない。簡単、迅速となれば言うこと無いでしょう。
が、使用頻度による消耗はいかほどのものか。これまで長く使用したIDもやはり消耗によるブレーキの効きが悪くなることもありますから。

個人的にはIDやMPDの様な挟みこむ器具の使用だけでなく、摩擦を利用して降下するブレーキーバーなどの使用が出来た上での使用が良いかと思います。(挟みこみも摩擦ですが・・・)
MPDやIDがダメでは無く、資機材にはメリット、デメリットを知らずに使用する事の方が怖いと思っています。

 

 

費用はかからない、こうなるか。

 

器具の数は多く必要ですね。システム構築の時間もかかります。ブレーキーバーは慣れるの少し時間が掛かりますね。このシステムだと引き上げから降下への切り替えも慣れないと。(どれもこれも慣れは必要ですが)

一つ、一つの器具が高くはありませんから消耗しても容易に交換できますね。

 

 

これも、ありです。

 

プルージックをウェビングに変えて引き上げから降下への移行をより楽にした方法です。システムの構築により時間は掛かります。ウェビングで作成するとあまり長い時間を置くと緩んでくるので、その注意は必要です。既製品もありますが少し高くついてしまいますね、その分緩みは少ないですが。一度使うと巻きなおすのは手間ですね。
これも、消耗しても交換が容易ですね。

 

 

これはどうでしょう。

 

8mmのロープで単純な倍力システムにしています。システム構築に時間はかかりますね。

一度使ってもロープを巻きなおす手間はウェビングで行うよりも早く行えますね。カラビナに直でなく、プーリーを入れて(アズテックでも良いですが)より素早く巻きなおすと言うのもありですが。そこまでするとMPDまで行かなくとも少し高価なシステムになりますね。

 

 

 

 

それぞれ、メリット、デメリットもありますしどれが良いと言うのも言えませんが、標準化づくりもあれば、人の命はお金にかえれないと言えども予算の関係もありますので、状況環境に応じて器具を選ぶ必要がありますね。

 

どのシステムでも、使いこなせば最大の武器になりますよ。